カッコいいガンプラ作りに必須!ディテールアップ改造方法9選!

カッコいいガンプラを作りたい。でもどうすればカッコよく改造できるか検討がつかない。。。そんな方のために、今回はディテールアップの方法を9種類紹介します。

そもそも、「ディテール」とは英語で「細部、詳細」の意味です。ガンプラは細部まで作り込んでいくことで、その印象を大きく変えることができます。細部まで作り込まれていると、見た時の情報量が多くなり、よりリアルな機械に感じるため、どれだけ小さいプラモデルに情報を詰め込めるかと言った点がミソになります。

では、情報量を増すための方法を9つ紹介していきます!

色を工夫してディテールアップ編

最初の4つの方法は、色に関するディテールアップ方法です。筆塗りでできる部分塗装やエアブラシを用いた本格的な塗装など手法は様々ありますが、今回は情報量の増やし方に注目して解説していきます。

技1.ベースカラーを2〜3色使い、塗り分ける

最初はベースカラーの塗り分けです。実はこの方法は市販のガンプラでも使用されています。RGシリーズやMGのver.kaシリーズを見るとわかりやすいです。

ガンプラには、メインとなっている色があるはずです。例えばガンダムであれば白の割合が多く、サザビーの場合は赤色が主体ですね。このメインカラーの色を1色にするのではなく、微妙に違う白を使って塗り分けることでディテールアップを図ることができます。

ガンダムの場合では、基本となる白とグレーを少し混ぜた白を使うことが一般的です。

サザビーのような赤色がメインの機体では、濃い赤、薄い赤を使い分けて塗装するとよいです。

この際の注意点としては、あまりかけ離れ過ぎた色を使わないこと。あまりに色が違いすぎると、カラフルな印象になり、ガンプラ全体がうるさい印象になってしまいます。目安としては、並べた時に、微妙に違うかな?くらいの色を選ぶといいでしょう。

技2.金属色を塗り分ける

次は、金属色の塗り分けです。ガンダムは中に稼働部を作るフレーム部分と、メインカラーが塗装されている外装部分に分けることができます。フレーム部分は頑丈な素材だろうという想像がつくので、金属色で塗るとよりリアリティを増します。

例としては、皆さんが使っている車を思い出してください。外装部分は好きな色が塗られていますが、タイヤやマフラー、骨格に当たる部分には金属が用いられていると思います。このように、現実に存在する機械を観察しながら塗装する色を考えると、ガンプラもよりリアルな配色となるのです。

ここで、ワンポイントアドバイス。フレームの金属色を様々な色で塗り分ける際には、関節の情報量を増やすのがおすすめです。関節は曲げたり伸ばしたり稼働する部分であり、様々なパーツが集まる箇所です。そこの色分けを2〜4色ほどで行い、他の部位はシンプルにすることでメリハリがつき、印象がグッと変わってきます。

技3.マットか光沢か選択する

次はトップコートについてです。トップコートとは、プラスチック表面の光の反射性を決めるもので、光沢を選べばツヤツヤな質感になり、マット(艶消し)を選べば光を反射しないシックな印象になります。

どんなイメージで作りたいかによって使い分けるとよいでしょう。私はメタリックなイメージや曲面が多い機体は光沢を使い、角ばっている機体や落ち着いた印象にしたい機体には艶消しを使うようにしています。

技4.墨入れで情報量アップ

墨入れは1番手軽にできるのでおすすめです。パーツのディテールライン(溝)に黒やグレーの塗料を入れ込むことによって、部品の分け目が明確になり、情報量が増えたようにみえるという手法です。

黒を使えばハッキリと分かれ、グレーならばもう少し柔らかい印象になります。また、百式のような金色の機体は、クリアーオレンジで墨入れするとよいでしょう。

加工してディテールアップ編

プラスチックそのものに加工を施すことによってディテールアップすることも可能です。こちらは技術を必要とするので、慣れるまで時間がかかりますが、できるようになればプロ級の作品ができるでしょう。

技5.スジボリで情報量を増やす

代表的な加工方法としてスジボリがあげられます。スジボリは、プラスチックの表面に模様をつけることによって、よりリアルに仕立てる方法です。彫刻刀による加工をイメージしていただけるとわかりやすいです。

RGやMGは高級モデルであるため、スジボリがあらかじめたくさん入っていますが、HGシリーズは比較的安価であるため、装甲の表面に模様が少なく、ノッペリした印象になってしまいます。

そこで、「ケガキ針」「ガイドテープ」「タガネ」といった道具を駆使することで、パーツ表面を加工していきます。ケガキ針は掘り込む場所に薄くあたりをつけるために使います。ガイドテープは掘り込むラインに沿って貼り付け、線を引く際の定規のような役割を果たします。タガネが掘り込む彫刻刀のようなものです。

スジボリはHGで行えば格段にクオリティを高めることができ、RG、MGに対して加工すれば、より複雑な表面を演出することができます。しかし、HG、RGといった1/144スケールのシリーズでは、パーツ1つ1つが小さいため、加工をするのがだいぶ難しいので注意が必要です。まずはMGやRE1/100シリーズなどの大きいサイズのシリーズで練習するのがいいかもしれません。

また、スジボリを入れるコツですが、装甲のふちに平行、垂直に入れたり、パネルライン(装甲の分け目)を追加する意識で掘り込んでいくとよいでしょう。その際には、実際の戦車の装甲などが参考になります。しかし、初心者のうちは全くイメージが湧かないと思います。他の方のスジボリを参考にするのが一番の近道かと思います。

技6.段落ちモールドを追加する

次は、スジボリに近い段落ちモールドという工作です。これは、部品の縁の部分のみを薄く削っていくことによって、情報量を増やすという加工方法です。段落ちモールドの加工には、専用の工具があるので、そちらを使うとよいでしょう。

技7.発光工作を施す

カメラアイについては、公式が出しているキットがあるので、使用可能な機体であればこれを使うことで発行加工が簡単にできます。しかし、これが使えない機体では、電飾の知識を要するため、高度な技術といえるでしょう。スラスターやバーニア、サイコフレームに発光加工をすることによって、格段に出来が変わります。

発光加工には、電飾を用いる方法もありますが、UVで発光する蛍光塗料を使用し、UVライトで照らした際に発光するようにするという方法もあります。こちらはディスプレイする際にUVライトが必要になりますが、電飾するよりは手軽に行うことができるのでおすすめです。

追加してディテールアップ編

次は、機体に新しく貼り付けることによって情報量を増やす方法です。

技8.デカールを貼る

装甲の表面にデカール(シール)を貼ることによって情報量を増やす方法です。デカールは大きく4種類あります。キット付属のもの、公式が発売しているデカール、他社のデカール、自作デカールです。基本的には、きっと付属のものでもカッコよくなります。

デカールは、モールドの集まった部分や、関節に貼り付けると効果的です。稼働部には注意書きのcautionマーク、ハッチになっていそうな部分には、開閉を表すマークを貼り付けるとよりリアリティが増します。

技9.メタルパーツを使う

最後は、市販のメタルパーツを貼り付ける方法です。メタルパーツは金属なので値段が高く、ガンプラ全体に貼り付けようと思うと、なかなかお金がかかります。

代表的なメタルパーツとしては、装甲を抑えるリベットや、メタル製のバーニア、スラスターなどがあります。

プラスチックのパーツを塗装することでもメタル感は演出できますが、メタルパーツの優れている部分は、はじめからエッジが鋭く、シャープな印象を与えられる点です。プラモデルのパーツは安全のため丸みを帯びて作られており、バーニアやスラスターなどの細かい曲面を削ってシャープ化するのはなかなか骨が折れます。そこで、メタルパーツを使うことによって、よりシャープでスタイリッシュなバーニア、スラスターの表現ができ、完成度が高まります。

まとめ

いかがでしょうか。ここまで、ザックリとディテールアップの戦略を9つ紹介してきました。今後それぞれの戦略について細かく解説した記事を書いていこうと思います。

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