ガンプラをはじめてみたい、でもHGやらMGやら色々なグレードがあってどれを選べばいいかわからない
そんな初心者の方のために今回は、ガンプラの基本グレードであるHG、RG、MG、PGについてそのメリットとデメリットを解説していきます。
結論
・HGは1/144サイズで最も機体の種類が多いグレード。パーツ数も少なく初心者向け。
・RGは1/144サイズでより細かく精密に作られている。HGよりパーツ数が細かく大変だが出来栄えは段違い。
・MGは1/100サイズで、二番目に機体の種類が多い。パーツが大きめで分割もしっかりしているため、塗装する場合は塗り分けが楽。HGやRGよりも大きいため、迫力がある。
・PGは1/60サイズで、最もサイズが大きい。現状では主人公機のような主要機体のみラインナップされている。大きい分組み立ては大変で上級者向け。その分発光ギミックや変形ギミックなど搭載されている工夫が盛り沢山で見応えがある。
では、この4つのグレードについて紹介していきます。
HGの特徴
HGは1/144サイズのお手頃サイズです。標準的なモビルスーツで、身長は15cm程度です。
HGは最も種類が多い、シーン再現が容易にできることが最大のメリットです。
価格もお手価格から存在し、安いものでは1000円ほどで購入することができます。
機体によって大きさや武装の数が異なるため、値段は種類によります。
金メッキ仕様のキットであれば、HGでも1万円近くしますし、値段はピンキリと言っていいでしょう。
HGのメリット
・種類が多い
・パーツ数が少なく、組みやすい
・比較的小さいので、飾るスペースを取らない
・安い(鉄血のオルフェンズという作品のラインナップは特に安く、900円台から買える)
デメリット
・お安いキットなので、ディテール(細部の造形)がもさい
・色分けも甘く、シールで表現したり、塗り分けを諦めていることもある。
・MGやPGなど他の大きいサイズに比べると迫力に欠ける
HGのおすすめキット
HGでおすすめのキットは、HGバルバトスルプスです。HGにしては、塗り分けが細かく再現されている優秀なキットで、パーツ数もとても少なく、初心者にも安心してハイクオリティな作品を作ることができるでしょう。
基本的なガンプラは、新しく作られたものほど、造形はしっかりしていると思ってもらって構いません。しかし、金型成形が難しい形状を持つ機体であると、出来が悪かったり、大事な部分の見栄えが良くないなんてこともあります。
RGの特徴
次は、HGと同じサイズ1/144のRGについてです。RGは、「Real Grade」の略で、比較的新しいブランドです。1/144サイズながらも、細かい造形まで作り込むというのがコンセプトです。そのため、HGに比べると細部まで表現が行き届いており、塗装しなくても高クオリティな作品を作ることができます。
しかし、HGに比べると値段は高めで、大体3,000円前後です。
パーツ数もHGよりも多く、HGで組み慣れてから、RGに挑戦することをおすすめします。
また、HGに比べると、商品の種類が少なく、人気な機体からラインナップされているのが現状です。
RGは1年に数種類くらいしか新商品が出ないので、マイナーな機体はどうしても後回しになることが多いです。
しかし、種類の豊富なHGと同じサイズなので、マイナーな機体はHGで用意して、RGでメインの機体を用意すれば、並べて飾ることも可能です。
RGのメリット
・細かいディテール
・パネルライン、色分けもバッチリ
・付属のリアリスティックデカールと呼ばれるシールによってよりリアルな作成が可能
・HGと同じサイズで並べて飾れる
RGのデメリット
・「小さい、でも細かい造形」というコンセプトゆえにパーツが小さくなりがちで組むのが大変
・リアリスティックデカールの貼り付け作業がMGやPGに比べると細かすぎて辛い
・商品の種類が少ない
RGのおすすめキット
正直、RGクラスになると、ほとんどハズレはなく、どれも完成度が高いです。
しかし、あえて言わせてもらおう!となると私は
RGサザビー、またはRGνガンダムをおすすめします。
最も有名なキャラクターであるアムロとシャアの最後の登場機体ということで人気も高いため、どちらの機体も気合を入れて製作されています。
逆に少し難しいなと感じるのは、RGユニコーンガンダムでしょうか。ユニコーンは変形機構があるので、どうしても1/144サイズで変形させるとポキッと折れそうで怖いです。1/144サイズで変形機構を入れられるバンダイの技術力もすごいですが・・・
MGの特徴
MGは「Master Grade」の略で、1/100サイズです。1/100サイズだと、標準的な大きさの機体で身長は約18cmほどです。大きい分、HGに比べるとディティールが凝っているのが特徴で、より精巧に作られています。値段は3,000円台からあり、これも武装の数や、大きさによって値段が変動します。4,000~5,000円ほど持っていれば、大体のMGは購入できるでしょう。
ラインナップはHGよりは少ないですが、RGよりは多いです。なので、量産機でもメジャーな機体は揃っています。また、HGに比べると発売時期が少し遅いという特徴もあります。HGはアニメ放映中に発売されることが多いですが、MGはもっと時間をかけてから発売されます。参考として、鉄血のオルフェンズは2015年放映ですが、その主力機体であるバルバトスが発売されたのは、2019年12月。
もちろん例外はありますが、基本的には発売が遅いと覚えておきましょう。
MGのメリット
・細かいディテールが最初から入っている。
・パーツが大きいため、細かい作業が少なく、組みやすい
・サイズが大きいため、デカールが貼りやすい
・パーツが、分割されているので、塗り分けしやすい
MGのデメリット
・パーツ数が多く、初心者にとっては大変
・種類は増えてきているが、HGよりは少ない
MGのおすすめキット(MG.ver.kaとは?)
MGは基本的にパーツ数が多く、作るのが大変ですが、その出来はなかなかのものです。筆者もMGが一番お気に入りのキットです。
MGの中でも、MG.ver.kaというシリーズがあります。これはカトキハジメというデザイナーの方がデザインを見直して作っているMGシリーズで、非常に出来栄えがよいです。
値段は7000円前後と少々お高いですが、満足できること間違いなしです。
PGの特徴
PGは「Perfect Grade」の略で、サイズはなんと脅威の1/60サイズ。30cmものさし程のサイズになります。PGはパーツ数が尋常じゃないほど多く、筆者もガンプラ歴6年ですが、未だに挑戦していません。しかし、無塗装でもその出来栄えは圧巻で、発光ギミックや変形ギミックなど、非常に凝った作りになっています。作成時間はとてもかかりますが、お気に入りの機体はぜひPGで作りたいものです。
PGのキットの種類が最も少なく、ほとんどが主人公機体で構成されています。お値段は15,000円からと高額ですが、一考の余地ありです。
PGのメリット
・大きく迫力がある
・発光や変形など、様々なギミックを搭載
・最高級ブランドである
PGのデメリット
・飾るスペースが必要
・パーツ数が尋常ではなく、作るのが大変
PGのおすすめキット
PGで是非ともおすすめしたいのが、PG エクシア。脅威の発光ギミックを持っており、その出来栄えはPGの中でも群を抜いています。友人のエクシアを拝見したことがあるのですが、無塗装でもとてもかっこいいキットです。
まとめ
ここまで、HG、RG、MG、PGという4つの主要なキットを紹介していきました。これ以外にも様々なブランドがあるのですが、それはまたの機会に紹介します。どのサイズを購入するか検討する材料になれば幸いです。
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