サーフェイサーとは?ガンプラ初心者が下地処理で失敗しないための選び方と使い方


ガンプラ製作を始めたばかりの方にとって、
「サーフェイサーって何?」
「本当に必要?」
「どうやって選べばいいの?」といった疑問や不安はつきものですよね。
この記事では、
サーフェイサーとは何か、その効果や必要性、初心者でも失敗しない選び方と使い方をわかりやすく解説します。
サーフェイサーの役割を理解し、自分のガンプラ製作に最適な方法を見つけられるようになります!

結論


サーフェイサーは、塗装前に使う下地塗料のこと。表面の傷を埋めたり、塗料の食いつきを良くしたり、色を均一化する効果がある。
メタリック塗装や高品質な仕上がりを目指す場合に特に有効。
初心者は使いやすいスプレータイプの「グレー」または「ブラック」のサーフェイサー(1000番または1500番)を選び、薄く均一に塗ることで失敗を防げます。

では、本編で詳しく解説します!!


サーフェイサーとは?その役割を理解しよう


定義: サーフェイサー(サフ)は、プラモデルの塗装前に使用する下地塗料。
主な効果:
 ○細かい傷やヤスリ跡を埋める(特に400~600番程度の傷)。
 ○塗料の食いつきを向上させ、剥がれを防止。
 ○パーツの色を均一化し、成型色の透けを防ぐ(特に隠蔽力の弱い色を塗る場合)。
 ○グレー系は凹凸や傷を見やすくし、修正箇所を発見しやすくする。
必要性:
 必須ではないが、メタリック塗装や重厚感ある仕上がりを目指す場合に有効。
 改造やパテ埋めをした場合、色や素材の違いを均一化するのに役立つ。
 軽やかな印象や透明感を残したい場合(例:ウイングガンダムゼロの羽)は、
 サフを省略する選択肢も。

結局サフは必要?


サフを使うべき場合:
メタリック塗装や隠蔽力の弱い色(黄、赤)を塗る時。
パテやレジン、金属パーツを使用した改造ガンプラ。
高品質な仕上がりや重厚感を求める場合。


省略してもOKな場合:
成型色を活かしたい、軽やかな印象を残したい場合(例:キュベレイ)。
隠蔽力の強い塗料を使う、または傷がない綺麗なパーツ。
時短を優先し、簡単フィニッシュを目指す場合。

サーフェイサーの選び方:初心者向けポイント

種類と特徴:
スプレータイプ: エアブラシ不要で初心者向け。均一に塗りやすいが、濃度調整不可。



瓶タイプ: エアブラシで使用。薄め液で希釈して調整可能で、繊細な塗装に適する。

番手(粒子の細かさ):

500番: 粘度が高く、深い傷(240~400番)を埋めるのに適するが、厚塗りに注意。
1000番/1200番: 標準的な選択肢。傷埋めと色均一化のバランスが良い。
1500番: キメが細かく、光沢塗装や平滑な仕上がりに最適。細かい傷埋めには不向き。

色の選び方:

グレー: 最も一般的。凹凸や傷が見やすく、どんな上塗り色にも対応可能。

ブラック: メタリック塗装の下地に最適。重厚感やコントラストを強調。

ホワイト/ピンク: 明るい色(赤や黄)の発色を良くする。

メカサフ: ガンプラの内部フレーム用に開発。サフと塗装を兼ねる時短アイテム。

おすすめメーカー:

GSIクレオス(Mr.サーフェイサー): 入手しやすく、初心者に扱いやすい。1000番や1500番が人気。

ガイアノーツ(サーフェイサーエヴォ): プライマー効果が高く、レジンや金属パーツにも対応。

タミヤ: スプレータイプが使いやすく、傷埋め効果が高い。

初心者向け選び方のコツ:

初めてなら「Mr.サーフェイサー1000(グレー)」のスプレータイプが無難。
メタリック塗装をしたいなら「ブラック1500番」を検討。
エアブラシを持っていない場合はスプレータイプを選ぶ。

サーフェイサーの使い方:失敗しないコツ

準備:
パーツを水洗いし、油分や汚れを除去(中性洗剤使用)。
ヤスリがけ(600~800番推奨)で表面を整える。深い傷は400番で処理後、1000番で仕上げ。
パーツをクリップや持ち手に固定し、塗り残しを防ぐ。
スプレータイプの塗り方:
缶をよく振って塗料を均一に。
20~30cm離して、薄く素早くスプレー(厚塗りはモールド埋まりの原因)。

塗る順序:パーツの端から開始→パーツ上を通過→端で終了。ムラを防ぐ。
1~2回薄く塗り重ね、乾燥は1時間程度(気温や湿度で変化)。


瓶タイプの塗り方(エアブラシ使用):
サーフェイサー1:薄め液1.5~2の割合で希釈(レベリング薄め液推奨)。
エアブラシで薄く均一に吹き、乾燥後ヤスリで微調整可能。
撹拌ボールを入れたスペアボトルで作り置きすると便利。

注意点:
換気の良い場所(ベランダ推奨)で作業。マスク着用で健康を守る。
厚塗りするとディテールが埋まるので、薄く重ね塗り。
傷が残る場合は、サーフェイサー塗布後に800~1000番ヤスリで再処理。

捨てサフの活用:
傷チェック用に1回薄く塗り、乾燥後に傷を確認→必要ならヤスリがけを繰り返す。
サーフェイサーは必要?ケース別の判断基準

まとめ:初心者でも失敗しないサーフェイサー活用法

サーフェイサーはガンプラの塗装をワンランクアップさせる便利なツールですが、使い方や選び方を間違えると手間が増えたり、ディテールが埋まるリスクも。初心者は「Mr.サーフェイサー1000(グレー)」のスプレータイプから始め、薄く均一に塗ることを意識しましょう。メタリック塗装ならブラック、明るい色ならホワイトやピンクを選ぶと効果的です。自分のガンプラの仕上がりイメージに合わせて、サーフェイサーを使うか省略かを判断すれば、効率的かつ美しい作品が作れます。さあ、この記事を参考に、失敗を恐れず下地処理に挑戦してみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました