「そもそもゲートって何??」
「綺麗に塗装したいんだけど、どうやって処理すればいいの?」
「白化って何?どうしたら防げるの?」
という内容について、わかりやすく解説します!
では、結論からどうぞ!!
結論
・「ゲート」とは枠とパーツを止めている部分のこと
・ゲートは根元から1発で切るとパーツが「白化」する
・ゲートを2度切りすることで、負荷が軽減し、白化を防ぐことができる
・更にヤスリがけでキレイにすれば上級者に。しかし塗装すると隠れるキズが多い
では、1つ1つ解説していきます!!
ゲートって何??
ガンプラのゲートとは、プラモデルのパーツをランナー(プラスチックの枠)に固定している接続部分のこと。
下記の図のように、分けられます。
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パーツを切り離す際に残る「ゲート跡」をきれいに処理することで、塗装や仕上がりの美しさが向上します。ニッパーで丁寧にカットし、ヤスリで整えるのが基本です。
塗装前にやるべきゲート跡処理の仕方
ニッパーを使ったゲート処理:
方法①二度切り:
パーツをランナーから切り出す際、まずゲートから少し離れた位置でカットします。次に、残ったゲート部分を刃の薄いニッパーで丁寧にカットします -。この二度切りで白化現象(ハカ)を抑えられます。二度切りで白化が抑えられる理由は、パーツから離れた位置でカットすることで、パーツ表面にパーツ変形による負荷がかかりにくくなるためです。
面倒ですが、この手間をかけることで確実に白化を抑えることができます。
方法②ヤスリがけ:
ニッパーでカットしたゲート跡のザラつきを、ヤスリで丁寧に整えます -。400番程度の粗いヤスリから始め、600番、800番と徐々に細かい番手のヤスリで磨いていくと、より綺麗に仕上がります。全塗装する場合は、この程度で十分です。
方法③デザインナイフ:
ゲート跡をナイフで削ぎ取る方法もあります。パーツ表面に沿うように、ナイフやヤスリなどで整形します。
塗装しない場合の白化を誤魔化す裏技
ゲート処理後の白化が気になる場合は、リアルタッチマーカー(拭き取りができるタイプ)で色を足し、ティッシュなどで拭き取ることで目立たなくする方法があります -。
* トップコート:
* プラモデル完成後にツヤ消しのトップコートを吹くことで、ゲート処理後の白い部分をごまかすことができます -。
白化(ハカ)が発生する原因
プラモデルのゲート処理で白化が発生する主な原因は、プラスチックにかかる「引っ張り」や「無理な負荷(テンション)」です。
プラスチックの組織密度の低下: プラスチックは、折り曲げたり引っ張ったりする際に、その部分の組織密度が低下し、白っぽく変色する特性があります。
ニッパーでの切断時の負荷: ゲートをニッパーで切断する際に、刃が完全にプラスチックをスパッと切れず、ゲートを「むにゅっと」引きちぎるような形になると、この「引っ張り」や「負荷」が生じ、白化しやすくなります。特に、ランナーからパーツを切り離す際に意図しない力が加わったり、細い部分を無理に切ろうとしたりすると発生しやすいです。
白化を防ぐためには、二度切りを徹底し、パーツに余計な力をかけずに優しくカットすることが重要です。
切れ味の良い、ニッパーを使うことも有効です。有名なニッパーは、下記リンクのものですので、試してみると良いと思います!
まとめ
いかがだったでしょうか。
ゲート処理のポイントは、白化を防ぎ、丁寧に切ることです。
基本に忠実に行えば、確実に白化は防げます!
では、楽しいガンプラライフを!
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