【徹底レビュー】aurochs AERO CROSS[quiet]!!静音性能はダントツのNo.1!!

「近所迷惑が気になるから、静かなエアブラシを選びたい
「Aurochsって信用できるメーカーなのか心配」
「騒音値25dBってエアブラシ界ではいい方なの??」

という方向けに、今回は、Aurochsのエアブラシについて、徹底解説していきます!!
では、先に結論からどうぞ!!

結論

○Aurochsは日本のメーカーであり、電撃ホビー掲載実績もある信頼性のあるメーカー

静音性能25dBは、業界内で圧倒的であり、他社は40~50dBほど。アパートで騒音の気になる方はこれ!
○25dBというと、「ささやき声」レベル。

他社比で劣るのは、エアー圧力。最大約0.089Mpa。他社は0.2~0.4Mpaであり、低めな仕様。


○価格も手頃な10,000円台で、コンプレッサー部は1年保証もあるため、安心して購入できる!

それでは、詳細について解説していきます!!

Aurochsってどんなメーカー?

以前の記事でも紹介した通り、
aurochsは、日本の中小企業で、美術塗装を本業とする方が創業された会社です。

2016年:株式会社化
2018年:オリジナルホビーツールの販売を開始

参考:https://aurochs.co.jp/pages/about

aurochsの製品は、電撃ホビーマガジンに掲載されたこともあり、エアブラシの累計販売台数も順調に伸びています。

中小企業というところで、不安を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
安心の1年保証宣言もしている優良企業であり、筆者としては、信頼を置いている企業です。

Aero Crossの 基本性能


aurochs「aero cross エアブラシセット」の基本性能は以下の通りです:
一言でいうと、静かな代わりに、連続稼働少なめ・エアー圧力は弱め
という製品バランスになっています。

○価格:12880円(2024/11月現在)

○本体寸法: 13.5×9×8.5 cm
○重量: 1.09kg

○連続稼働時間: 30〜40分を目安に。これを超えて使用すると圧力が低下する場合があり。
○騒音値:脅威の25dB!!!

○最高圧力: 13psi(約0.089 MPaとちょっと弱め)
○圧力調整: 3段階で調整でき、9, 11, 13psi
○吐出空気量: 9リットル/分

○付属エアブラシ径: 0.3mm
○アクション方式: ダブルアクション

他社と比べたメリット


特筆すべきは、やはりその静音性能。
例えば、大手企業のクレオスの出しているエアブラシ(5L,7L,10L)のカタログ騒音値は50dB
同じ日本中小企業のRaywood製(Nitro CompV1)も47dB
この業界での25dBというカタログ値は圧倒的です。

さらに、1万円前半で、エアブラシもついてくるというお得感です。

他社比で見たデメリット


しかし、弱点がないわけではありません。
○エアー圧力が弱めです。

エアブラシは空気を押し込む圧力で塗料を噴射するため、
圧力が弱いと、苦労するのは2点。

1点目。粘度の高い塗料の塗装が苦手になります。
「粘り気の強い塗料(例えば水性塗料)」や「粒子の大きい塗料(例えば金属色)」を塗るときに、
噴射できずに詰まってしまうことがあります。
一番ガンプラ塗装でポピュラーな塗料はラッカー塗料ですから、水性塗料の使用にこだわりがなければ、
特に問題はありません。


2点目。径の大きいエアブラシとの相性が良くないです。
エアブラシの吐出口は大きさが色々あり、大きいほど、一度に多くの塗料が噴射できます。
付属のエアブラシは0.3mm径なので、ここまでは大丈夫かと思いますが、
「0.5mm径を使って、一気に広範囲に吹き付けたい」
という用途には向かないかもしれません。


この製品の圧力は最大13psi=約0.089Mpaであり、
これは、充電式エアブラシの最大圧力0.1Mpaよりも小さい圧力です。

低い圧力ですが、決して吹けないわけではありません。
金属色も全く吹けないわけではなく、使っているユーザーさんも多くいらっしゃいます。
「0.3mm径のエアブラシで十分」
「水性塗料は使わない」
という方であれば問題ないでしょう。

結論


いかがだったでしょうか。
静音性能が抜群な代わりに、圧力性能を落としたエアブラシと言えるでしょう。

よって、購入に向いている方は
「騒音を抑えたい。水性塗料は使わず、一番ポピュラーなラッカー性を使うよ!」
という方。非常におすすめです。


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