まず初めに
塗装ブースはエアブラシで塗装したいものに塗料を吹きつけた際、余剰に吹かれた塗料を吸い込むために使います。
塗装ブースは自分の健康を守るためにも最重要です。
個人的にはコンプレッサーやエアブラシにお金をかけるよりも、
塗装ブースを確実な性能にすることが重要だと考えています。
学生時代の筆者は段ボールにpc用の冷却ファンをつけて塗装していました。
初心者が自作で作ると性能も低くなりがちで、吹き返しがすごい量でした。
塗装するたび頭が痛くなったり、気持ち悪くなることもありました。
これからはじめるみなさんは、特に塗装ブースには気を遣って塗料の吹き返し量を抑えていただきたいと思います。
というわけで、この記事では
「段ボールでの自作は考えていない方向け」
になります。
より安心できる塗装環境を一緒に作っていきましょう!
有名どころはタミヤとクレオス
プラモ用の塗装ブースで名の売れた企業はタミヤとクレオスです。この2社から選んでおけば間違いないでしょう。しかし、この2社以外にも有名な塗装ブース企業もあります。例えば2019年ごろに塗装ブース界を震撼させた「ネロブース」はとんでもない性能なのですが、ガットワークスという小さな会社が作っています。
またamazonには様々な企業が出品しており、「塗装ブース」と検索すると見たことのない塗装ブースがたくさんあります。お値段の都合からこちらを選ぶ場合には、性能面をよく確認して購入する様にしましょう。周囲の情報をチェックしたり、レビュー記事を探すなどして、情報を求めると良いですね
選ぶコツ①:吸引力か静音性か
塗装ブースを選ぶ際に最重要な項目はその吸引力と静音性です。
せっかく買ったのに、全然吸い込んでくれないものでは役に立ちませんし、
吸い込んでるけど、騒音が大きくて気になるようではあまり使う気になれません。
そのためにファンが搭載されているのですが、このファンの種類によって、吸引力・静音性が決まります。
プラモ用塗装ブースでよく使用されるファンは2種類あります。
吸引力重視のプロペラファンか
静音性重視のシロッコファンです。
プロペラファンは吸引力が強い代わりに静音性はシロッコファンには劣ります。
一方シロッコファンは静音性能が高い代わりに吸引力はプロペラファンと比較すると劣ります。
しかし、シロッコファンの場合は2基搭載することによって、その吸引力をカバーすることもできます。実際タミヤの出しているペインティングブースⅡのツインファンでは、シロッコファンを2基搭載することで、吸引力を確保しています。
とにかくこの2項目をよく考えて選ぶようにしましょう!
コメント